TPP、環境破壊を促進するか

 日本のTPP交渉への参加が決定したようであるが、膨大な政治献金を貢いでいる経済界に政治家が従うのは十二分に予想されたこと、そしてこれは現与党の民社党のみならず、自民党が政権をにぎっていたとしても同じことになっていたであろう。野党であれば反対、与党であれば賛成、けじめがつかないのが政治家であるから。
 政治家や経団連はもちろん、マスコミや全農協でも口にしていないのが環境破壊への影響、これは経済云々よりも重大なことなのであるが、目の前に直接見えていないだけに無視され続けると言うことであろうか。毎年のような記録を更新している豪雨や気温、マスコミも国民も騒ぐのはその時だけで、のど元過ぎれば後は知らん顔、と言うことなのであろうか。
 食料の大規模な輸入は農家への影響と言うような小さな問題ではなく、国防はもちろん環境への影響を考えておかなければならない。食料を輸入に頼っていて国防云々を論じても無意味なことは、歴史を見れば明らかであろう。環境への影響にしても山林や田畑の荒廃と言う問題だけではなく、富栄養価のように自然界のバランスが崩れることの方が深刻な問題なのである。食料を輸入し、それを消費して大量に発生する屎尿を国内に留めると言うことは、確実に富栄養化による水質の低下が進むことになり、水に囲まれた日本列島は深刻な問題を抱え込むことになるだろう。
 最近気になっているのはかつて猛威を奮ったセイタカアワダチソウがまた勢力を盛り返しつつあること。これはやはり自然破壊の賜物であると考えて良いだろう。昔の人は桐の葉の落ちるのを見て秋の気配を感じたと言うが、これだけ自然破壊が進んでいると言うのに、現在の人間は環境悪化の気配を感じ取ることが出来ないのであろうか。環境よりも小判が大事、これでは猫に笑われてしまうだろう。いやいや、猫にしてみれば大事な地球を壊されてしまうのだから、笑うどころか毛を逆立てて怒るに違いない。

"TPP、環境破壊を促進するか" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント